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ホントにあった怖い話 インターネットトラブル事例集
善意に付け込む迷惑なチェーンメール
チェーンメールとは、「緊急の情報です。できるだけ多くの人に伝えてください」といった内容でデマ情報を広めようとする迷惑メールの一種です。一般の迷惑メールと異なるのは、一見有益な情報と見せかけているため、そのメールを友人・知人に転送するユーザーは内容を信じて善意で加担してしまうことです。
良かれと思って転送したメールの内容が・・
Aさんの手元に「緊急!新種のウイルスが猛威をふるっています!」という題名のメールが届いたのは夜11時を回ったときのこと。送信元は学生時代からの友人からだった。
すぐに開いて内容を確認してみたところ、「まだウイルス対策ソフトが未対応の新種が広がっている」「Windowsフォルダ内に記載されたファイルがあると感染している」「○月○日まではアクションを起こさないのでそのファイルを削除すれば被害を防げる」「自分のパソコンが感染していたら周囲にも感染が拡がっている可能性もあるためこのメールを転送しよう」といったもの。驚いたAさんが自分のパソコンのWindowsフォルダをすぐにチェックしてみたところ、何と該当ファイルを発見。すぐに削除し、E-mailを知人・友人に転送しました。
翌日の昼のこと。昨晩のE-mailを転送したひとりである会社の同僚に「昨日のE-mailの件って大丈夫だった?」と聞いてみたところ、「あれってチェーンメールだろ? デマに決まってるから無視したよ。本当にお前から送ったものだったの? 送信元詐称だと思ってた」と予想外の言葉が返ってきた。
彼が言うには「もし本当に緊急対策が必要なウイルスが発見されたらニュース系サイトには必ず情報があがるはず」「ウイルス対策ソフトメーカーのサイトにも何の情報も告知されていない」とのこと。確かにそう指摘されると不自然かもしれない。
しかしこの件はそれだけではすまなかった。その日帰宅してパソコンの電源を入れたところ、エラーが発生してWindowsが起動しなくなっていた。これは後日わかったことだが、チェーンメールに記載されていたWindowsフォルダ内のファイルはシステム標準のもので、それを削除すると正常に起動しなくなるものだったのだ・・。
対処方法と防止策について
上で取り上げたものは偽の「新種ウイルスへの対策情報」ですが、「TV番組が主催のアンケート」「マスコミが伏せている災害現場情報」といった、さもありそうな内容でデマを広めようとするのがチェーンメールの特徴です。いずれも受け取ったユーザーに「急いで友人・知人にも知らせてあげよう」と思わせるような内容となっているため、親切心でデマメールを送ってしまうのです。
!トラブルを未然に防ぐには
- E-mail情報を鵜呑みにせず、関連Webサイトなどを確認する
- 「多くの人に転送してください」などと書かれているE-mailはほぼチェーンメールである
- 仮に事実だったとしてもチェーンメール行為はマナー違反であることを認識する
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