総務省は5月31日、「テレワークセキュリティガイドライン(第5版)」を公開しました。
同省では企業がテレワークを実施する際の指針となる「テレワークセキュリティガイドライン」を2004年に策定し、以降は2~7年ごとのサイクルで見直してきました。今回の改版は、2018年4月の第4版からほぼ3年振りとなっており、一般から募集した意見も反映されています。
内容面では、テレワーク方式を再整理し、適した方式を選定するフローチャートや特性比較が掲載されるようになりました。経営者・システム管理者・勤務者それぞれにおける役割も明確化し、実施すべきセキュリティ対策の分類や内容を全面的に見直しています。またクラウドやゼロトラストなどの最新のトピックについても記載されています。具体的事例も全面見直しされており、留意すべき点や採るべき対策が明示されるようになりました。
なお、当該ガイドラインの改定を受け、ガイドラインを補完する「中小企業等担当者向けテレワークセキュリティの手引き(チェックリスト)」についても改定が行われ、第2版になっています。
「テレワークセキュリティガイドライン(第5版)」「中小企業等担当者向けテレワークセキュリティの手引き(第2版)」はPDFファイルとして公開されており、総務省のサイトより無償でダウンロード・閲覧が可能です。
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