LINEなどのメッセージアプリ上で拡散している偽のプレゼントキャンペーンがクリスマスから新年を祝う内容に変化しています。同様の手口に注意すると共に、不正サイトに誘導するメッセージを拡散させてしまわないようにしましょう。
12月23日にis702で注意喚起を行った偽のプレゼントキャンペーンによる攻撃が継続しています。
今回も簡単なアンケートの後に時間制限付きの偽当選ページが表示され、その後に受取に必要だと称してLINEでの偽キャンペーン共有を促します。さらにその先では、スマホを安価で購入できるかのように見せかけた詐欺サイトに誘導します。
また、コーヒーチェーンのブランドに偽装した手口では、残りのプレゼント数のカウントが徐々に減っていくため、焦った利用者が確認を十分にしないまま偽のアンケートを続けてしまう可能性が高まります。
このように残り時間や数を表示して利用者を急かし、判断を鈍らせる手口はネット詐欺の常とう手段です。騙されないようにしてください
■共有される偽キャンペーンへのメッセージ例 <不正なURL> 新年の贈り物をゲ… この簡単なアンケートに回答して、500ドルの…
関連記事
【注意喚起】偽のクリスマスプレゼントキャンペーン、LINEなどでのメッセージ拡散に注意
図:偽のプレゼントキャンペーンリンク共有例、複数のブランドに偽装
図:「アマゾンの新年の贈り物」と表示された偽のキャンペーンページ例
図:偽の当選画面、キャンペーンの共有を促している
図:コーヒーチェーンのブランドに偽装した偽キャンペーンページ例
図:偽のスマホ購入ページ例、個人情報などを詐取しようとする
■対策
メたとえ知人や家族からのメッセージであっても、SNSやメッセージアプリなどで共有されたURLはそのまま開かず、URLの安全性判定サービスなどを使ってリスクを確認してからアクセスすると良いでしょう。また、公式サイトや公式アカウントから情報の真偽を確認することも大切です。年末年始は、例年ネット詐欺が他の時期に比べて増加傾向にあります。一見正規のキャンペーンやセールに見えても、不正なものである可能性がるため普段以上に注意しましょう。
URL安全性判定サービスの一例として、LINE上で無償利用できる「ウイルスバスター チェック!」があります。友達追加してLINEグループに招待すると、リスクのあるURLを含むメッセージを自動で検知し、グループメンバーにも危険を知らせることができます。また、1:1のトークで個別に確認することもできるので、LINE以外のサービスで共有されたURLでも安全性を判定することができます。このようなサービスを使って、自身や周りの人々がネット詐欺に巻き込まれてしまうリスクを回避しましょう。
また、ネット上のさまざまな脅威から保護するには、セキュリティソフトやアプリの利用も欠かせません。パソコン、スマホ、タブレット端末にはそれらを予めインストールし、最新の状態に保って利用してください。
Copyright © 2023 Trend Micro Incorporated. All rights reserved.