法務省(人権擁護局)、総務省、一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)は7月21日、SNSなどで発生する人権侵害について考える特設サイト「#NoHeartNoSNS」を開設しました。
インターネットを使ったコミュニケーションが盛んになる一方で、他人への中傷や侮蔑、無責任なうわさ、特定の個人のプライバシーに関する情報の無断掲示、差別的な書き込み、インターネット上でのいじめなど、人権やプライバシーの侵害につながる行為も増えています。また、児童ポルノ、あるいは自殺や犯罪を誘うような情報といった、法に触れる内容も増えています。
こうした状況に対し「#NoHeartNoSNS」は、ソーシャルメディア利用環境整備機構に参加する全17事業者が管理するSNSなどに関連し、人権啓発を目指すサイトとして公開されました。「SNSは ハートをつなげるもの 誰かを傷つけるためにあるんじゃない!」をテーマに、SNSを利用する際のマナーについて紹介しています。また、問題のある投稿に接した場合には、ブロックやミュートなどを活用することを勧めています。投稿の削除依頼についても解説しているほか、法務省インターネット人権相談、違法・有害情報相談センター(総務省支援事業)といった窓口も紹介されています。
ソーシャルメディア利用環境整備機構には、Ameba、Facebook、LINE、mixi、Instagram、Twitter、TikTokなど主要なSNSサービスの事業者が参加しています。もし自身や家族、周りの人が利用しているSNSでトラブルに遭ったなら「#NoHeartNoSNS」を参考にしてください。
図:インターネットを利用した人権侵犯事件の推移(法務省の発表資料より)
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