



Chromebookにセキュリティソフトは不要?
テレワークやオンライン学習の普及に伴い、Chromebookが次第に存在感を増しています。Chromebookは、Google が開発したChrome OSを搭載するパソコンです。低価格、起動の早さ、バッテリーの持ちなどを評価して購入した方も多いのではないでしょうか。
Chromebookは一般にウイルス対策ソフトが不要と評されています。その理由の1つは、自動アップデートによりOSを常に最新の状態に保つことができる仕組みにあります。ゆえに、ChromebookはOSの脆弱性(セキュリティの欠陥)を悪用する攻撃に強く、マルウェア(ウイルスなど不正なプログラムの総称)に感染しにくいとされているのです。
しかし、そんなChromebookといえどもネット詐欺と無縁ではいられません。これはネット利用者を不正サイトへ誘導し、金銭や情報をだまし取る手口の総称で、代表的なものにフィッシング詐欺があります。つまり、人をだますネット詐欺にChrome OSやWindows、macOSといったOSの違いによる安全性の優劣はほとんどないのです。フィッシングサイトの多くは正規サイトを複製しているため、見た目で判別することが困難です。近年はフィッシングサイトに誘導されてしまうネット利用者が増加しているため、より一層の警戒が求められます。

図:フィッシングサイトに誘導された国内利用者数推移(2021年1月トレンドマイクロ調べ)
Chromebookにもネット詐欺を回避するためのセキュリティソフトが必要です。Google PlayストアやChromeウェブストアからChromebookでの動作保証を明示しているセキュリティソフトを入手しましょう。たとえば、「ウイルスバスター Webセキュリティ for Chromebook」を利用すれば、不正サイトへアクセスしたり、詐欺メールにだまされたりするリスクを軽減できます。
また、お子さん用のChromebookには必ずペアレンタルコントロールも適用してください。Googleが無料で提供するペアレンタルコントロールアプリ「ファミリーリンク」を利用すれば、年齢に適さないアプリのインストールや有害サイトへのアクセスを防いだり、利用時間を制限したりすることができます。
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