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セキュリティコラム

 
年末年始はネット詐欺が活発に セキュリティの必要性を理解しよう
 
[ 2020/11/26 ]
年末年始はネット詐欺が活発に セキュリティの必要性を理解しよう

ネットの脅威が増え続ける中で対策の重要性はますます高まっています。対策にはSMSやメールに記載されているリンクを安易にクリックしないなど、みなさん自身でできるものがあります。しかし、それだけでは不十分。セキュリティソフトやアプリによる補助も必要です。みなさんは、そもそもセキュリティソフトやアプリがどんな働きをしているか知っていますか。その機能と役割を理解するとともに、自らの用途や目的に合ったものを利用することでネットを安心・安全に楽しみましょう。

急増するネット詐欺対策にもセキュリティソフトやアプリが有効

ネット詐欺が世間を騒がせています。これは、ネット利用者を不正サイトへ誘導し、情報や金銭をだまし取ったり、マルウェアに感染させたりすることなどを目的とするネット上の詐欺行為の総称です。

ネット詐欺の自衛策として有効なのは、その事例や手口を知っておくことです。情報収集の方法の1つは、セキュリティ関連組織や事業者などが発表する注意喚起情報を定期的に確認しにいくことです。さらに手軽な方法はそのような情報を発信している公式SNSをフォローすることです。しかし、ネット詐欺の手口は日々巧妙化しているため、利用者自身による判断や気づきによる対策には限界があります。技術的な対策としてのセキュリティソフトやアプリの併用が欠かせません。

セキュリティソフトと言えば、ウイルスを検出・駆除するための専門ソフトというイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。しかし、いまやセキュリティソフトの役割はそれだけにとどまりません。次々と生み出される新たな脅威への対策が随時追加される中で、いくつもの役割を持つようになっています。ここからはセキュリティソフトやアプリの機能と役割について見ていきましょう。

セキュリティソフトやアプリでなにができるの?

主要な製品が備えている機能を紹介します。製品によって詳細機能や性能は異なります。

マルウェア対策

パソコンやスマホ、タブレット端末をマルウェア感染から守ってくれる機能です。マルウェアはコンピュータに何らかの損害を与えるために作成された不正プログラムや悪意のあるソフトの総称です。ウイルスもマルウェアの一種です。最近のマルウェアには利用者に気づかれて駆除されないよう、感染を悟らせないタイプもあります。それらが機器に侵入しても目立った症状は現れません。機器に潜伏して情報を盗み出したり、別のマルウェアをダウンロードしたりするなど、攻撃者が意図する動作を秘密裏に行うのです。

パソコン内に常駐して動作するセキュリティソフトの多くはファイルの読み込みや書き込みを常時監視し、マルウェア感染のきっかけとなる通信を遮断したり、不正ファイルの開封などを未然に防いだりしてくれます。一般に、パソコンに侵入したマルウェアを検出、駆除する機能も持っています。
スマホやタブレット端末では利用者が不正アプリをインストールしてしまわないよう、事前にアプリの安全性や権限をチェックします。「公式アプリストアを使っていれば不正アプリの被害に遭わない」と考えている利用者も少なくありませんが、実際は公式アプリストアに不正アプリが紛れ込んでいた事例も数多く見つかっています。また、偽の不在通知から不正アプリのインストールを促す手口による被害も後を絶ちません。このような不正アプリから守る役割も、セキュリティアプリは担っているのです。
※iOS端末は通常の使用下においてApple社で審査済みのアプリのみをインストール可能な仕組みになっています。このため、セキュリティアプリは事前のアプリチェックに対応していません。

ネット詐欺対策

セキュリティソフトやアプリの多くは、不正サイトへのアクセスを未然にブロックする機能を備えています。昨今の不正サイトは非常に精巧に作られている上、正規のWebサイトやSNSに表示された広告、なりすましメールなどから誘導されることもあるため、利用者が自身で不正なものと気づけないケースも少なくありません。セキュリティソフトやアプリを利用すればフィッシングサイトや脆弱性攻撃サイトなどへ誘導されるリスクを軽減できるため、金銭や情報をだまし取られたり、マルウェアに感染させられたりする被害に遭いにくくなります。

迷惑メール、詐欺メッセージ対策

迷惑メールや詐欺メッセージ対策の基本機能は、メールやSMSの件名や本文、URLリンクなどの内容、添付ファイルなどさまざまな情報をもとに自動的に真偽を判別し、事前に指定されたフォルダに振り分けてくれるものです。最近は、不正なメールやSMSをきっかけとした不正サイトへの誘導、マルウェア感染の被害が相次いでいます。さらに、正規ドメインを差出人アドレスとして設定した「なりすましメール」による被害も深刻化しています。このようなメールの真偽を受信者が判断することは非常に困難です。セキュリティソフトやアプリを利用することで、不正なメール、SMSを遠ざけましょう。

脆弱性対策

パソコン内のOSやソフトの脆弱性(セキュリティの弱点)を突いてマルウェアに感染させるなどの攻撃を検知し、ブロックします。また、OSやソフトのアップデート状況を確認し、未適用の更新プログラムが存在した場合には最新版へのアップデートを促してくれるものもあります。

プライバシー保護

セキュリティソフトの中には、SNSやWebブラウザの設定内容を確認し、プライバシー情報を漏えいさせる可能性のある不備を指摘してくれるものがあります。また、セキュリティソフトの管理ページで事前に登録したクレジットカード番号やマイナンバー、電話番号などがWebブラウザやメールなどを介して送信されることを防いでくれるものもあります。さらに、プライバシー保護機能の1つとして提供される決済保護ブラウザを利用すれば、ネットバンキングやショッピングサイト上で口座情報やクレジットカード情報を窃取する攻撃をブロックできます。
また、最近はオンラインでのコミュニケーションも活発化していますが、不正なプログラムによって第三者が勝手にマイクやカメラを操作する危険性もあります。セキュリティソフトは、盗聴や盗撮を防止するため、そのような動きを通知したり、ブロックしたりする機能も備えています。

ペアレンタルコントロール

保護者がパソコンやスマホ、タブレット端末の使用を管理、制限することで、子どもをネットの危険から守ります。たとえば、利用規定年齢に達していないSNSやアプリの利用を防いだり、成人向けサイトなどの有害サイトへのアクセスや有害アプリの起動、ネットの利用時間を制限したりすることができます。

盗難・紛失対策

セキュリティソフトの中には、パソコンやスマホの盗難・紛失に伴う情報漏えいを防ぐ機能を搭載しているものもあります。代表的なのは、特定のファイルを暗号化して保管する機能です。ファイルを開くためには事前に登録されたパスワードを入力しなければならないため、第三者に情報が漏れにくくなります。また、持ち運ぶ機会が多く紛失の可能性が高いスマホなどのモバイル端末では、紛失時の遠隔操作によって端末のロックやデータの削除、位置情報の確認、不正利用者の撮影、SIMカードを抜かれた場合の端末ロックなどが可能です。ただし、これらの機能を利用するためには事前の設定が必要になります。

セキュリティソフトやアプリの失敗しない選び方

セキュリティソフトやアプリの種類はさまざまです。無料で配布されているものもあれば有料版もあります。どれも似たり寄ったりに見えるため、なんとなく無料版を入れている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には未知のマルウェアの検出率や不正サイトのブロック率の高さを売りにするものもあれば、使いやすさと動作の軽さを訴求するものもあり、同じように見えるセキュリティソフトやアプリにも基本機能やサービスに差があります。また、製品によってライセンス形態やサポート体制なども異なります。

では、セキュリティソフトやアプリの選定で失敗しないポイントはなんでしょうか。重要なのは、各セキュリティソフトやアプリの機能を確認、比較した上で、用途や目的、家族構成に合ったものを選ぶことです。一般に、無償のものや試用版は機能制限があり、リアルタイムでの保護も有効でない場合があります。また、最新の脅威への対応が反映されていない可能性もあります。ほかにも、無償である代わりにどのような情報を提供する規約になっているのかを確認し、納得した上で利用しましょう。
個人情報や決済情報、金融サービスなど、重要な情報を扱う端末では有償版製品を利用することをおすすめします。また、スマホの他にWindowsパソコンとMacなど複数の端末を所有している場合は、マルチOSに対応し、1つのライセンスで複数のデバイスにインストールできるセキュリティソフトを選びましょう。すべての端末を一括で管理できるため便利です。ネットバンキングやショッピングサイトなど、金銭に直結するWebサービスをよく利用する場合はプライバシー保護機能が充実しているセキュリティソフトが最適かもしれません。デジタル機器の扱いに不慣れな方は、サポートに注目してみましょう。セキュリティソフトやアプリの中にはデジタル機器の基本的な設定や操作などの相談を24時間365日受け付けるサービスを付帯しているものもあります。お子さんがいる家庭ではペアレンタルコントロールが充実しているセキュリティソフトやアプリが便利です。

ホームルータも保護しよう

セキュリティ製品による保護が必要なのは、パソコンやスマホ、タブレット端末だけではありません。家庭ではホームルータのセキュリティも意識しなければなりません。ホームネットワークの要であるホームルータのセキュリティを破られると、そこに接続するすべての機器に通信傍受や不正サイトへの誘導といった危険が及ぶためです。ホームルータやスマート家電など、セキュリティソフトをインストールできない機器はホームネットワーク全体を保護、管理できるセキュリティ製品で保護しましょう。たとえば、ウイルスバスター for Home Networkは、ホームネットワーク内の通信を監視し、マルウェアの侵入や不正サイトへのアクセスだけでなく、外部との不審な通信もブロックしてくれます。

ネットは便利な一方で、さまざまな危険性もあることを理解しなければなりません。生活スタイルや家族構成に合ったセキュリティ製品を利用し、安全、安心にネットを活用しましょう。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」

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