2020年9月度のインターネット詐欺リポートでは、クレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺の増加について取り上げます。
過去1年間に詐欺ウォールで調査として収集しているクレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイト数は、以下グラフのようになっており、2020年9月は134件と過去1年間で最も多い件数となっています。 また2020年8月の54件から前月比248%まで急増していることや、6月から4カ月連続でフィッシング詐欺サイト数が増加していることなどから、今後も増加傾向となる可能性が高く継続して注意が必要です。

詐欺ウォールで収集したフィッシング詐欺サイトで盗用されていたブランドの上位10件は以下のようになっており、8月に引き続きクレジットカード会社が2社ランクインしています。
詐欺ウォールで収集したフィッシング詐欺サイト
ブランドランキング

主な手口は社名もしくはブランド名を詐称した偽のメールから、偽のログインページにアクセスさせ、ログイン情報(ID・パスワード)やクレジットカード番号、クレジットカード有効期限、セキュリティコード、お支払い口座の口座番号下4桁、生年月日等を詐取するものです。また、詐取された認証情報や個人情報を利用し、不正に銀行口座預金が引き落とされるなどの被害に遭う可能性があります。
ECサイト事業者をかたる偽のメールやSMSには、以下の内容が含まれていることが多く、このようなメッセージが含まれたメールやSMSが届いた場合は、メール文面が正規のものであるかインターネットで検索し確認した上で、誘導先のURLにアクセスするように注意してください。
- 第三者による不正使用の可能性がございますので、カードのご利用を一時的に停止させていただいている
- 第三者による不正使用を防止するモニタリングを行っています
- 残念ながら、あなたのアカウントを更新できませんでした
- お客様のアカウントで異常な行為が検出された
フィッシング詐欺被害防止のためのチェックポイント
メールやSMSで案内されたURLが正規URLかを確認する
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークから正規サイトへアクセスするようにしましょう。
SSL通信が提供されているかどうかをチェックする
個人情報(メールアドレスやクレジットカード番号など)を入力するページのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合には、注意が必要です。
「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall™」について
日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティーソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中の不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。
※詐欺ウォール®は、iOS、mac OS、Windows®、Android™版を提供しています。
詐欺ウォール® / Internet SagiWall™製品情報サイトURL:https://www.sagiwall.jp/
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