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セキュリティコラム

ひろしとアカリのセキュリティ事情 AirDropで個人情報を漏えいさせない方法
[ 2019/09/05 ]
(スーパーでママと買い物客が立ち話)買い物客「AirDropでURLを送りますね」、ママ「はい。ありがとうございます」、(AirDropでママのiPhoneにレシピサイトを共有)
ツトム「今の人、知り合い?」、ママ「ううん。今話してただけよ。なんで?」
ツトム「だれからでもAirDropの受信ができるようにしてるの?設定確認してる?」
ママ「変更できるの?」、ツトム「せめて『連絡先のみ)にしとこうよ・・・」(呆れ顔)

AirDropは気軽に使える反面危険性も・・・

みなさんは、iPhoneやMac(iOS 7またはOS X Yosemite10.10以降などに搭載)などで利用できる「AirDrop(エアドロップ)」という機能をご存知ですか。これは、近くにあるApple社製のデバイス間で写真やビデオ、URL、位置情報などをワイヤレスで送受信できる機能です。その手軽さから、友人との情報共有にAirDropを活用している方も多いのではないでしょうか。

AirDropは、Wi-Fiと Bluetoothを双方で有効にするだけで、連絡先を交換しなくても情報をやり取りできるためとても便利です。しかし、その設定によっては悪意を持った第三者に悪用されるリスクもあります。

その代表例としてあげられるのが、「AirDrop痴漢」「サイバー露出」「AirDropテロ」などと呼ばれている犯罪です。これは、Airdropで送信した画像のプレビューが自動的に相手のデバイスの画面上に表示されることを悪用し、他人のデバイスに卑猥な画像を送りつける行為です。
このような痴漢行為を働く際、犯罪者はAirDropのアイコンに表示される表示名を確認し、その対象を選別します。さらに、プレビュー画像が表示される際の反応や着信音によって、デバイスの所有者を特定する可能性もあります。

このような被害に遭わないためにも、AirDropでは不特定多数から情報を受信しないように設定しておきましょう。iPhoneでは、ホーム画面の「設定」から「一般」へ進み、「AirDrop」をタップすると次の画面が表示されます。

受信しない:AirDropを使った情報のやり取りができなくなります。
連絡先のみ:連絡先の登録者に限り、情報をやり取りできます。
すべての人:AirDrop搭載デバイスを所持するすべての人と情報をやり取りできます。

AirDropを使わないときは、なるべく「受信しない」に設定してください。少なくとも「連絡先のみ」にしておけば、見知らぬ人からの情報の受信を回避できます。
また、連絡先に登録していない人と情報をやり取りする際に「すべての人」に切り替えたら、送受信完了後に「受信しない」か「連絡先のみ」に戻しておきましょう。

さらに、AirDropを使う場合は、iPhoneやiPadなどに名前(デバイス名)を本名で登録するのは避けた方が賢明です。AirDropの受信条件を「すべての人」にした際、周囲のあらゆる人の送信先候補にあなたのデバイス名「●●(本名)のiPhone」と表示されてしまうためです。悪意を持った第三者に、性別や特徴、名前を悟られないようデバイス名は自身だけが判別できるような名称に変更しておきましょう。iPhoneホーム画面の「設定」から「一般」、「情報」へ進み、「名前」をタップすれば、デバイス名を変更できます。アイコンに写真を利用する場合も、個人が判明してしまうものは避けましょう。

コンテンツ提供: トレンドマイクロ「is702」

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