



複数アカウントを利用する上で気を付けるべきこと
TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSでは、メインのアカウント(本アカ)のほかに複数のサブアカウント(サブアカ)を所持し、交友関係や用途に合わせてそれらを使い分けることが珍しくありません。たとえば、共通の趣味を持つ仲間とつながれるプライベートアカウントと、職場やビジネス関連の仲間とつながるためのアカウントを分けるなどです。
若年層では、複数のアカウントを使い分ける中で、友達や家族には言えない秘密のアカウント、いわゆる裏アカウント(裏アカ)を所持しているケースもあります。ただ、裏アカウントでは過激なコメントなどを投稿したり、悪意のある人物とネット上でつながったりして自ら犯罪に足を踏み入れてしまうケースも報告されています。
SNSの複数アカウントの利用では、アカウントを作れば作るだけ管理が煩雑になります。その結果、複数のアカウントに同一のパスワードを使い回したり、第三者が簡単に推測できるパスワードを設定してしまったり、プライバシー設定が不十分なままアカウントを放置してしまったりする場合があります。
また、アカウントの使い分けが複雑になれば、投稿やコミュニケーションを誤った相手としてしまい、不要なトラブルを招くリスクも大きくなります。
SNSのアカウントを複数利用する場合は、自身で厳重に管理できる数に絞りましょう。その上で、それぞれのアカウントに異なるパスワードを設定し、用途に合わせて投稿の公開範囲などのプライバシー設定を行ってください。
アカウントごとにつながる友人を分けている場合は、登録済みのメールアドレスや電話番号を使ってあなたのアカウントを見つけられるようにするかどうかの設定も確認しておきましょう。
メールと電話番号の「見つけやすさ」のプライバシー設定について(Twitter)
https://help.twitter.com/ja/safety-and-security/email-and-phone-discoverability-settings
[知り合いかも]でおすすめされる人はどのようにして選ばれるのですか。(Facebook)
https://ja-jp.facebook.com/help/163810437015615?helpref=faq_content
使わなくなったアカウントについては個人情報を削除した上で退会してください。そのまま放置していると、何かの拍子にアカウントを乗っ取られてもその事実に気づきにくく、なりすましなどの悪用や、情報漏えいにつながる可能性があるためです。
SNSでは必要に応じてアカウントを上手に使い分け、さらに便利で快適なコミュニケーションを楽しみましょう。
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