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ホームゲートウェイとは?役割やONUやルーターとの違い、トラブルの対処法なども解説!

ホームゲートウェイとは?役割やONUやルーターとの違い、トラブルの対処法なども解説!

ホームゲートウェイという機器をご存知でしょうか?光回線を利用するときに必要となる機器の一つです。

この記事では、ホームゲートウェイはどういった場合に必要なのか、また混同しやすいONUやルーターとの違いについて、わかりやすく解説しています。また、ホームゲートウェイを設置する意味と注意点、さらに、おすすめの光回線やその理由も紹介します。

目次

  1. ホームゲートウェイとは
  2. ホームゲートウェイと、ONUやルーターとの違いは?
    1. ONUとの違い
    2. ルーターとの違い
  3. ホームゲートウェイの種類
    1. 単体型
    2. ONU一体型
    3. VoIP機能付きの機種
  4. ホームゲートウェイを使用する際の注意点
    1. ONU機能が搭載された装置が必要
    2. レンタル料が必要になる場合がある
  5. ホームゲートウェイの調子が悪いときの対処法
    1. 本体を再起動してみる
    2. LANケーブルと接続機器の規格を確認する
    3. 中継器を利用する
    4. 設置場所を変えてみる
  6. IPv6(IPoE)接続ができるホームゲートウェイならインターネットが快適に
  7. まとめ

ホームゲートウェイとは

ホームゲートウェイとは、光電話※1や光テレビ※2に対応したデバイスのことです。

ホームゲートウェイは、購入することも可能ですが、基本的には光回線サービスを提供する回線事業者からレンタルされます。

ホームゲートウェイは、もともと光電話専用の機器として単体で用意されていましたが、近年ではONU(光回線終端装置)やLANルーターとの一体型が一般的に普及しています。

たとえば、光回線サービスを提供するNTTドコモの「ドコモ光」では、ONU一体型のホームゲートウェイをレンタルしています。ホームゲートウェイの種類については、後ほど解説します。

  • ※1
    光電話とは、光回線を利用したIP(Internet Protocol)電話のことです。ADSL回線を利用したIP電話との共通点は、インターネットを用いることです。

異なる点は、データの伝達方法になります。光電話は光信号、IP電話はIPパケット信号です。光電話はIP電話より、通信品質がよく、また「110」や「119」の緊急通報やフリーダイヤルに発信できるメリットがあります。

ドコモでは、「ドコモ光」の光回線を使った固定電話サービス「ドコモ光電話」を展開しています。

  • ※2
    光テレビとは、光回線を利用して視聴するテレビのことです。

光テレビはテレビアンテナの設置が不要で、映像の状態が天候により左右されにくいというメリットがあります。

光テレビについても、ドコモでは、「ドコモ光テレビオプション」のサービスを展開しています。基本的にアンテナ不要で地デジ・BSが楽しめて、新4K8K衛星放送にも対応しています。

ホームゲートウェイと、ONUやルーターとの違いは?

次に、ホームゲートウェイとONU、ルーターとの違いを解説します。

ONUとの違い

ONUとは、光回線終端装置と呼ばれ、光信号をデジタル信号に変換する役割をもつ装置のことです。

光回線は、光ファイバーケーブルを通じて光信号を伝送します。ただ、光信号はデバイス機器が理解できるデジタル信号に変換しなければ利用できません。そこで、ONUを光回線の終端に設置して変換の役割を担います。

ちなみに、ONUと似た信号変換の役割を担う機器として、モデムとTA(ターミナルアダプタ)があります。

モデムはADSLやCATVで使用され、アナログ信号をデジタル信号に変換する役割があり、TAはISDN回線で使用され、こちらもアナログ信号をデジタル信号に変換する役割があります。

3つの装置に共通するのは、インターネットで利用できるようデジタル信号に変換する点です。

近年はONU・モデム・ホームゲートウェイ・LANルーター・HUBなど、多彩な機能を搭載した、オールインワン一体型装置が出回っています。

近年、これらの総称として、「ONU」や「ルーター」と呼ぶケースが多くなりましたが、用途や性能ごとに正式名称は決まっておりますので、ご利用をされる際には、ご確認ください。

ルーターとの違い

ルーターとは、パソコンなどの接続端末を複数台同時に一つの回線に接続するための機器です。

LANルーターとも呼ばれ、LAN(局所的なネットワーク)内でのネットワーク接続を増設するのが、本来の役割です。ホームゲートウェイは光信号をデジタル信号に変換する役割がありましたが、ルーターには信号を変換する役割はありません。

ただし、近年ではこのルーター機能を搭載したONUやホームゲートウェイも多く発売されています。そのことから、「ルーター」という言葉が、インターネット接続装置の総称として使われている風潮です。ただ、用途や性能ごとに正式名称は決まっておりますので、ご利用をされる際にはご確認ください。

関連記事:ルーターとは?周辺機器との違いや、機器の選び方/寿命/注意点などを紹介!

ホームゲートウェイの種類

ここでは、ホームゲートウェイの種類について解説します。ホームゲートウェイは、基本的に光回線を運用する事業者から送られてくるものです。

ホームゲートウェイの故障や型番が古く交換が必要な場合は、各光回線サービスを取り扱っている事業者に問い合わせることをおすすめします。

単体型

単体型の場合、PPPoE方式であることを示す「PPPランプ」が搭載されています。

NTT東日本・西日本のひかり電話や無線LANサービスを使用する場合には、基本料金無料で提供されます。ONUやルーターと、LANケーブルやモジュラーケーブルで連結して使用します。

ONU一体型

ONUと一体型になったホームゲートウェイの場合、本来ONU単体にはないランプが搭載されています。

「PPPランプ」が本体にあるのが、ONU/VDSL機能を搭載したホームゲートウェイの特徴です。それ以外にもGE-PONやVDSLなどの表記があります。これらは、接続方式を示すランプ表示となります。

VoIP機能付きの機種

VoIP機能とは、通話音声を、インターネット用データに変換する機能のことを指します。

「VoIPゲートウェイ」は、アナログ電話網とIP電話網の中継・変換を行う通信装置の総称です。電話機能以外、ほかの種類と使い方は変わりません。

ホームゲートウェイを使用する際の注意点

次に、ホームゲートウェイを使用する際に、注意する点を解説します。

ONU機能が搭載された装置が必要

ホームゲートウェイは光電話を使用するための装置で、単体では光回線への通信接続はできません。信号変換機能がないため、別途でONUやONU機能を搭載した装置を用意する必要があります。

レンタル料が必要になる場合がある

料金に関しても確認しましょう。たとえば、NTT東日本・西日本では、基本的にホームゲートウェイは無料ですが、無線LAN機能の追加にはレンタル料金が発生します。

NTT東日本 無線LANカード 750円(税込)/月
NTT西日本 無線LANカード 250~450円(税込)/月

Wi-Fiを使う場合にはオプション料金がかかるので、覚えておきましょう。

ホームゲートウェイの調子が悪いときの対処法

ホームゲートウェイに不具合が起きたときは、次のように対処してみてください。

本体を再起動してみる

本体内部には通信データを一時保存するデータベースが内蔵されています。再起動することで一時キャッシュがリフレッシュされて、不具合の解消や通信速度の改善が見込めます。

熱暴走による不具合が疑われる場合、一度電源を切ってクールダウンしてからの再起動も有効的です。

LANケーブルと接続機器の規格を確認する

LANケーブルにも規格があり、機器に合った規格のLANケーブルを使わないと、スペックに応じたパフォーマンスを発揮できません。

規格が古いと通信速度が落ちる、断線や劣化などのリスクがあるので、接続機器に適した規格のLANケーブルを使用できているか、要確認です。

中継器を利用する

LANケーブルでの有線接続、また無線LANカードやWi-Fi機能を利用する場合にも、電波の届く範囲には限りがあります。

電波をより遠くに届けるには、中継器の設置が有効です。中継器を利用したWi-Fiを使用する場合、ホームゲートウェイの設置場所と接続端末の中間地点への設置がおすすめです。LANルーターやホームルーターが2台以上ある場合、ブリッジ機能などを活用して中継器として利用することもできます。

設置場所を変えてみる

ホームゲートウェイは有線・無線接続時の双方で設置場所を考える必要があります。

有線接続時は、LANケーブルの長さや建物の構造によって、LANケーブルへの負荷状態が変わります(捻じ曲げた、ケーブルに重いものが載っているなど)。LANコネクタへの差し込みがきちんとできているかなど、基本的なことも確認しましょう。

無線・Wi-Fi接続の場合、電波が正しくつながるように障害物や、ほかの電波殿干渉を避けて阻害要素を減らせる設置場所をチェックしましょう。

IPv6(IPoE)接続ができるホームゲートウェイならインターネットが快適に

インターネットは、利用状況やタイミングによって通信速度が影響を受けやすいものです。

通信品質が気になる場合、接続方法をIPv4からIPv6に切り替えることで、混雑を引き下げ快適になる可能性が高くなります。IPv6(IPoE)接続ができるホームゲートウェイを使うことも、通信品質を上げるために有効かもしれません。

  • IPv6(IPoE)には、V6プラス、IPv6高速ハイブリッド( IPv6 IPoE + IPv4)、transix、Xpass、OCNバーチャルコネクトなどさまざまな名称があります。

「ドコモ光」のプロバイダ「OCN インターネット」では、ホームゲートウェイを利用して通信品質の高いIPoE接続でインターネットを楽しむことができます。

詳細は公式サイトのホームゲートウェイご利用の流れをご確認ください。

また、ホームゲートウェイと接続するルーターに関しては、「OCNバーチャルコネクト」に対応した機器など、通信方式の確認・対応が必要になります。IPoE接続に対応した機器はOCN バーチャルコネクトサービス(IPoE接続)対応端末をご確認ください。

まとめ

ホームゲートウェイとは、光電話や光テレビに対応したデバイスのことです。

かつては、ホームゲートウェイ単体では光回線につなぐことができず、基本的にONUやモデムを別途用意が必要でした。

しかし、現在は、光回線サービスの一環で光電話を提供するプロバイダが多く、ONUやモデム、LANルーター機能を搭載したホームゲートウェイも登場しています。光回線選びの際は、ぜひ参考にしてみてください。

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